2008年6月28日土曜日

統合失調症が血液検査で分かる?

 科学技術振興機構報 第531号によると、血液から抽出した遺伝子を測定し、分類予測モデルで発現量の変動を解析することによって統合失調症の診断をサポートする方法を開発したとあった。
 精神疾患の分類と診断は、DSM−xまたはICD-10というアメリカの分類と診断基準に基づいておこなわれている。DSM−xまたはICD-10では、身体の疾患のように血液などの組成であったり、細菌の種類、画像診断などをもちいて診断されることがなかった。こんなこともあって場合によっては一度診断された病名が、時間が経つと似た精神疾患であったりすることがある。この様な状況で遺伝子を測定した検査が導入されることは、早期治療を行うことが寛解に大きく影響する統合失調症の治療には大きな影響が考えられる。

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